第3回楽しいから続く?それとも工夫で続く?

ゲーミフィケーション

たとえば――

朝のラジオ体操

家計簿アプリの記録

ウォーキングの歩数チェック

どれも、めちゃくちゃ「楽しい!」わけではないですよね。
でも、なぜか続けられている。

一方で、どんなに面白いゲームでも、
ある日ふっと飽きてしまうこともあります。

「楽しいこと=続けられる」ではないようです。
では、何が人を“続けさせている”のでしょうか?

「楽しい」は一瞬、「続ける」は設計

“楽しい”という感情は、花火のようなもの。
ドーンと盛り上がるけれど、長くは続きません。

一方、“続けられる仕組み”は地味ですが、長持ちします。
たとえば:

歩数アプリが「昨日より100歩多いです」と教えてくれる

語学アプリが「今日で7日連続です」と表示する
→ どちらも特別に「楽しい」わけじゃないけど、続けたくなる。

それは、「進んでいる実感」 があるからです。

人は「進歩」を感じるとやめづらい

心理学では、人は“成長している感覚”に強い快感を覚えるといわれています。
だからこそ、

1日1回チェックするだけで経験値がたまる

続けると数字やランクが上がる

目標に近づくほど「あと少し!」と思える

このような工夫があると、自然と継続したくなるのです。

「飽きる」ゲームと「続けられる」習慣のちがい

一時的に盛り上がる“楽しさ”は、刺激が強いほど飽きも早い。
一方、“ちょっとした達成感”が積み重なると、長く続く。

つまり、続けられるサービスは
「感情を盛り上げる」より「行動を支える」ことに力を入れています。

まとめ

「楽しい」ことは始めるきっかけになります。
でも、続けさせるのは“工夫”です。

小さな達成感、進歩の見える化、ちょっとしたごほうび。
こうした“設計”が、私たちの「やる気の持続装置」になっているのです。

次回は、その「続けたくなる仕組み」の代表例――
毎日もらえる“プレゼント”のような仕掛け、
「ログインボーナスの秘密」について見ていきます。

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