たとえば――
朝のラジオ体操
家計簿アプリの記録
ウォーキングの歩数チェック
どれも、めちゃくちゃ「楽しい!」わけではないですよね。
でも、なぜか続けられている。
一方で、どんなに面白いゲームでも、
ある日ふっと飽きてしまうこともあります。
「楽しいこと=続けられる」ではないようです。
では、何が人を“続けさせている”のでしょうか?
「楽しい」は一瞬、「続ける」は設計
“楽しい”という感情は、花火のようなもの。
ドーンと盛り上がるけれど、長くは続きません。
一方、“続けられる仕組み”は地味ですが、長持ちします。
たとえば:
歩数アプリが「昨日より100歩多いです」と教えてくれる
語学アプリが「今日で7日連続です」と表示する
→ どちらも特別に「楽しい」わけじゃないけど、続けたくなる。
それは、「進んでいる実感」 があるからです。
人は「進歩」を感じるとやめづらい
心理学では、人は“成長している感覚”に強い快感を覚えるといわれています。
だからこそ、
1日1回チェックするだけで経験値がたまる
続けると数字やランクが上がる
目標に近づくほど「あと少し!」と思える
このような工夫があると、自然と継続したくなるのです。
「飽きる」ゲームと「続けられる」習慣のちがい
一時的に盛り上がる“楽しさ”は、刺激が強いほど飽きも早い。
一方、“ちょっとした達成感”が積み重なると、長く続く。
つまり、続けられるサービスは
「感情を盛り上げる」より「行動を支える」ことに力を入れています。
まとめ
「楽しい」ことは始めるきっかけになります。
でも、続けさせるのは“工夫”です。
小さな達成感、進歩の見える化、ちょっとしたごほうび。
こうした“設計”が、私たちの「やる気の持続装置」になっているのです。
次回は、その「続けたくなる仕組み」の代表例――
毎日もらえる“プレゼント”のような仕掛け、
「ログインボーナスの秘密」について見ていきます。
コメント